第26回日本医療情報学会春季大会 チュートリアル のご案内
「医療機関におけるサイバーセキュリティへの課題と対応」
2022年6月30日(木) 13:00-15:00/第2会場+Webexでのハイブリッド
主催:日本医療情報学会 研修企画員会
参加は無料です(大会参加者限定です)
※大会のウエビナーを利用しますので、大会参加者は入室可能です。 但し、技師ポイントが必要な方は、下記より登録ください。※
※事前登録は専用サイトから6月15日より開始します。 →ここから申し込み
(※登録時のメールアドレスは、大会登録と同じものでお願いいたします)
資料はダウンロードにて配布予定です(演者によっては配布資料がない場合があります)
本セミナでの技師ポイント : 1ポイント
<概要>
近年、医療機関においてサイバーセキュリティの被害が増大している。 また、4月の診療報酬改定においても診療録管理体制加算の施設基準の中にバックアップ体制等の要件が入ってきた。これに併せて、医療情報システムの安全管理に関するガイドラインも緊急改定され、さらに見直しが行われる見込である。 さらに、医療機器に関しても国際的な流れとして国際医療機器規制当局フォーラム(IMDRF: International Medical Device Regulators Forum)による医療機器サイバーセキュリティの原則及び実践に関するガイダンスの公表が行われ、厚生労働省からも周知の依頼が出されている。
医療機関では、これまで外部との接続がなく、サイバー攻撃は無縁と考えていたところも多くサイバー攻撃による被害の増大に対応する体制も十分ではない。これまでのサイバー攻撃の被害から何が問題であったかを考察し、診療報酬改定で求められる診療データやシステムのバックアップ体制での課題や将来的なセキュリティ強化について解説を行う。実際の被害の状況を踏まえ、点検すべき項目や医療機関としての体制作り、セキュリティ教育が喫緊の課題でもあり、早期に対応を進めるべきポイントや点検すべきポイントについて考察する。
本セミナーでは、実際の被害からの教訓として対応の解説やリカバー計画としてのバックアップ体制や組織化を例に、短期的なポイントから長期的なポイントを実例から紹介する。また、今後の医療情報システムの安全管理のガイドラインの改定等を踏まえた、システム導入や重点ポイントについても考察する。厚生労働省標準に採用となった「製造業者による医療情報セキュリティ開示書」についても、その内容と活用方法についても解説する。
《内容のポイント》
・医療機関におけるセキュリティ対策
・医療情報システムに関するガイドラインで求められるセキュリティ対応
・医療機器のセキュリティ対応の新基準
・医療機関向けの開示書の標準化状況
・医療機関でのセキュリティ対応の実際
(話題提供)
山本隆一・医療情報システム開発センター
松山征嗣・トレンドマイクロ(株)
松元恒一郎・日本光電工業(株)
山下芳範・福井大学
<配布資料>
<開示書(MDS)へのリンク>
医療機器開発担当者の方へ
医療機器開発担当者向けのセミナーも近日中に開催いたします。